CAIAFFA / カイアッファ
ひねりのきいた「ジャケ買い」に
ワイン選びに迷ったときは、「ジャケ買い」がおすすめ。「映える」ワインなら、ホームパーティーの手土産や、オンライン飲み会のお供にぴったりだ。さらにイタリアでも希少な品種を使ったスパークリングなら、ちょっと自慢できるし、気分も上がる。
でも、「カイアッファ」のスパークリングワイン「ミリア」に描かれているのは…え~?黄金のムカデ? 女性陣の悲鳴が聞こえてきそうだが、実はムカデは縁起虫。「おあし」(銭)がたくさんあるから金運アップ、客「足」が多いので商売繁盛、足並みそろえて一致団結で前に進むことから戦国武将にも「勝ち虫」として愛されたそうだ。そんなエピソードを添えてこのボトルを贈れば(たとえムカデでも)、先方に喜ばれること間違いなし!
害虫を食べて土に還元するムカデはまた、畑にとっても縁起虫。カイアッファがムカデを選んだのも、健全な畑の象徴としてふさわしいと考えたからだそう。スティルワインのラベルも二重構造で、ところどころに空いた穴からクワガタやコオロギ、トンボが顔をのぞかせる。気分はもう、オトナの昆虫採集だ。
「虫が元気なぶどう畑は、ぶどうも元気」。そんなカイアッファの思いを込めたラベルは2017年、権威ある国際デザインコンテスト「レッド・ドットアワード」を受賞した。「ジャケ買い」したあなた、ちょっと自慢できるかも?
自然な生態系を尊重したワイン造り
カイアッファのボトルを開ければきっと、緑豊かなプーリアの風景が思い浮かぶはず。青空の下を吹き抜ける海風、まぶしい陽光の下に連なるぶどうの畝、鳥のさえずりと昆虫たちの営み。ワインの味わいからも、命のエネルギーがほとばしる。
ジャケットに「自然との共生」を謳うだけあって、ぶどうはもちろん、完全オーガニックで栽培する。オーガニックワインは、人にも自然にも優しいエシカルな選択肢。つまり、カイアッファを選ぶことで、最近話題のSDGs(持続可能な開発目標)にもちょっぴり貢献できるというわけだ。その優しい味わいは、きっと体にも優しい。
ちなみにプーリア州には、イタリア本土で唯一、生で魚介を食べる習慣があるそう。魚だけでなく、たこやアサリまで生で食べてしまうというからすごい。そんなシーフードまみれの食卓に欠かせないのが、ロゼワインだ。プーリア州はイタリアのロゼワインの6割以上を生産する一大産地。白ワインのフレッシュさと赤ワインのボディを併せ持つロゼワインなら、白身魚からマグロの赤身まで、なんにでもきれいに寄り添ってくれるはず。
しかも、カイアッファの畑は海からわずか4kmという近さ。海からの風をいっぱいに受けて育ったぶどうから生まれたワインが、魚に合わないはずがない! 日本でもお刺身を食べるときは、カイアッファのロゼワインをあけて、プーリアの潮風を感じてみたい。
お好み焼き&焼きそばラブ
カイアッファを創業したのは、ぶどう栽培農家の4代目に生まれたマルコ。今時珍しい6人の兄弟とともに、仲良く(時に喧嘩もしながら)ワインを造っている。ちなみに女の子は末っ子のアンジェラだけ。「兄貴が5人もいるのは地獄よ」と笑って見せた。
日本大好きのマルコが来日するたびにリクエストするのは、お好み焼きと焼きそば。時に、5人前を平らげるほどソース味の粉もんに目がない稀有なイタリア人だ。
そして意外にも、カイアッファの赤ワインはソース味にもぴたりとはまる。考えてみれば、ソースを構成する甘みと酸味とスパイス感は、南イタリア赤ワインの要素でもある。ちょっとジャンキーな粉もんも、ナイフとフォークとワイングラスを用意すればリストランテの味に早変わり…するかどうかはあなた次第?
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