フェッフェレー(コルテレンツィオ)× 鶏胸肉のスカロッピーネ

皆様にご家庭でワインをもっとお愉しみいただきたい…!
そのために何か出来ないかと思い、Instagramで多数のフォロワーに支持される料理探求家・交野亜希子さんにご協力いただき、レガメリアで販売中のワインに合うお料理のレシピのご紹介をしております。


第5弾は、初夏にぴったりな爽やかかつアロマティックなワイン「フェッフェレー(コルテレンツィオ)」に合わせて、「鶏胸肉のスカロッピーネ」のレシピをご紹介いたします。ぜひお楽しみくださいませ!

鶏胸肉のスカロッピーネ サフランとレモンの香り
Scaloppine di pollo allo zafferano e limone


材料

鶏胸肉…1枚(300g前後)
ゲランドの塩…鶏肉の重量の1%
黒胡椒…適量
薄力粉…適量
オリーブオイル…大さじ1

〈ソース等〉
オリーブオイル…大さじ1
新玉ねぎ…1/8個(みじん切り)
白ワイン…50cc
野菜のブロード…50cc
サフラン…ひとつまみ(小さじ1の湯でふやかしておく)

グリーンピース…30g
そら豆(さやから出した状態)…50g

白胡椒…適量
無農薬レモンの皮…1/2個分
レモン汁…小さじ1

ディル…適量
ピンクペッパー…適量
EXVオリーブオイル…適量

作り方

1.鶏胸肉は薄くそぎ切りにしてバットに広げ、1%の塩分量の塩と黒胡椒で下味をして10分程度おく。
余分な水分をペーパーで取り、薄力粉を軽くまぶす。


2.小鍋にオリーブオイルを熱し、新玉ねぎのみじん切りを透明になるまでゆっくり炒める。
白ワインを加えてアルコールを飛ばしたら、ブロードを加えて2~3分煮る。
お湯でふやかしたサフランを汁ごと加えて1~2分煮たら、火を止めて塩で味を調える。

3.グリーンピースとそら豆は、それぞれ塩ゆでしておく。
そら豆は薄皮をむく。

4.フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を両面さっと焼き付けたら、2.のソース、3.の豆類を加えて中火で1~2分ほど煮る。
火を止めて白胡椒を少々ふり、レモンの皮、レモン汁を回して香りをたたせる。

5.器に盛り付け、ちぎったディルとピンクペッパーを散らし、風味良きオリーブオイルで仕上げる。

料理とワインについて

北イタリア、アルト・アディジェの白ワイン「フェッフェレー」は、モスカート・ジャッロの華やかさと凛とした酸を併せ持つ、アロマティックな辛口。
白桃や柑橘、ハーブの香りが重なり合い、口に含めば清らかな果実味とミネラルが広がります。

エチケットに描かれているのは、カラフルな胡椒の実。その遊び心あふれるデザインは、果実やスパイスのニュアンスが重なりあうフェッフェレーのアロマを象徴しています。

このワインの個性に寄り添うように仕立てたのが、軽やかな鶏胸肉のスカロッピーネ。
柔らかなブロードで軽く煮込み、エチケットに描かれている胡椒の実のごとく黒胡椒、白胡椒、そしてピンクペッパーで香りの層を重ねます。
サフランの香りがワインのアロマに呼応し、豆の甘みや青み、ディルとレモンの清々しさが初夏らしくフェッフェレーのアロマティックな酸とみずみずしく響き合います。

エチケットの胡椒の実のように、この一皿もまた、香りと彩りの粒がほどけていくような初夏のアッビナメントをお楽しみください。

プロフィール

apeya cucina 交野亜希子
美味しいもの好きの集う食卓“apeya cucina”主宰。「馳走(大切な客人を迎える際に馬を走らせて物品を調達すること)」がモットー。イタリア料理のエッセンスを取り入れながら、四季折々の厳選した食材を使ったからだに優しい調理法を心がけている。
学生時代に滞在した北イタリアで郷土料理の魅力を知り、その後も家族で暮らしたことでさらにイタリア料理文化を深く愛するきっかけに。帰国後もイタリア各地の料理人やマンマとの交流、農場やワイナリーでの滞在体験をもとに、家庭でも再現しやすい料理を提案している。

Instagramアカウントもぜひご覧ください!→ @acco_katano


《今回登場したワイン》
フェッフェレー(コルテレンツィオ)