Gosset / ゴッセ

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      1584 年創業のゴッセは、 現存するシャンパーニュ最古のメゾンであり、 フランス国家が 「生きた遺産企業 (EPV)」 として認定、また Excellence Francaise (フランスの卓越性) の常任メンバーでもあります。 この 2 つに認定されているのはシャンパーニュメ
      ゾンの中でもゴッセだけです。


      16 代にわたり受け継がれてきた職人精神の中核にあるのは、 シャンパーニュである以前に、 ワインとしての完成度を徹底的に追求する姿勢です。 泡に頼らず、 構造とバランスのとれた 「偉大なワイン」 を造ること。 それこそが、 ゴッセの真髄です。 マーケ
      ティングに走ることなく、 品質の本質に誠実であり続けるその姿勢は、 今日のシャンパーニュ界において極めて稀有な存在といえるでしょう。

       


      この哲学は “時間を味わうシャンパーニュ” というスタイルとして完成します。 マロラクティック発酵は一部のみでしか行わず、 酸とミネラル感を保ったまま最低 60 カ月、 長いもので 120 カ月以上の熟成。 バトナージュを行いワインのポテンシャルをさらに引
      き出します。 樽は一切不使用。 あらゆる工程が、 素材の純粋な美しさを引き出すために精緻に設計されています。使用するリザーヴワインは、ヴィンテージではなく味覚の特性 (酸味 ・ 塩味 ・ 苦味) で分類 ・ 保管。 必要なときに最小限だけ加えることで、 1 本 1 本に最適なバランスをもたらします。 ブドウ品種の比率や使用クリュ、 熟成期間も固定せず、 収穫年ごとにゼロベースで設計されるアッサンブラージュも、 時間と直感を尊重する設計思想の一部です。

      ゴッセは、 プルミエ ・ クリュやグラン ・ クリュを擁する栽培農家と哲学を共有しながら、 常に高品質なブドウを確保。 極めて手のかかる製法のため、 あえて年間 100 万本以上は生産せず、 一本一本に妥協のない品質を注ぎ込むのです。

      真の意味で “ワインとしてのシャンパーニュ” を体現するメゾン、 それがゴッセです。