ワイナリー訪問記:2023年夏 イナマ Part1

今回はレガメリアでも特に人気の高いワイナリー、イナマ(Inama)の「いま」をお届けいたします!

イナマ訪問 
イナマの新しい動向をキャッチアップするために、彼らがこの10年間最も力を入れてきた「畑」(ぶどう栽培)を可能な限り訪問しました。
現在イナマ社の畑は90haの自社所有畑に加え、12haの借りている畑を管理し、生産本数は 900,000本。この約10年で倍になりました。

畑 
【SOAVE(ソアヴェ)】
現在、ソアヴェの畑は計45ha、Foscarino、Carbonare、Monte Tendaの3か所にあります。

Foscarino(フォスカリーノ)


ソアヴェ・クラシコの中心にあるフォスカリーノの丘


ペルゴラ仕立てのガルガーネガ


グイヨー仕立てのガルガーネガ
雹から守るネットをつけている

ぶどうを雹から守るため、すべてのぶどうの樹の側面にネットをつけています。グイヨー仕立ての場合は側面につけぶどうを守ることができるが、ペルゴラ仕立ての場合は樹の上につけなければならなく太陽の光を遮断してしまいます。そのため、可能な限りペルゴラ仕立てからグイヨー仕立てに植え替えています。



新しく購入したフォスカリーノの畑。これから植樹をするため土を掘り返しています。火山灰土壌で、土は非常に柔らかく歩くのも難しいです。大きな石は手で割れるほどもろいです。


ソアヴェを見下ろすフォスカリーノの展望台から。
非常に強い風が吹いていますが、この風のおかげで、このエリアではぶどうの樹が病気にかかりにくいそうです。

★この畑のワイン
フォスカリーノ ソアヴェ クラシコ


Carbonare(カルボナーレ)

フォスカリーノと異なり東向きの斜面に位置します。ペルゴラ仕立ての樹齢の古いぶどうを使用。東向きのため、早朝のやさしい太陽があたり、西向きよりも涼しいため、よりエレガントなワインが出来上がります。

★この畑のワイン
カルボナーレ ソアヴェ クラシコ 


I Palchi(イ・パルキ)※現在レガメリアでの取り扱い無し

フォスカリーノの丘の段々になった畑。標高200m、樹齢50年ほどのペルゴラ仕立ての古樹が5列あります。
南西、西向きの畑で、この中から最高のマイクロパーセルのぶどうを手摘みでセレクションしながら収穫し、収穫後、セレクションテーブルにて1粒1粒厳選しています。そのぶどうを圧搾し、ファーストプレスジュースのみを使用したワインを造り上げます。

Part2では、赤ワイン用のぶどうの畑についてご紹介いたします。
Part2はこちら!

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